考える

2008 3月3日

毛沢東が恐怖政治に陥った理由の一つに、国民が烏合の衆で組織化出来ない部分が大きかったと思う。外国に侵略され立ち向かう術として強引に組織する必要はあっただろう。そのくらい国民が好き勝手に動く。自転車に乗ったが、自転車もバイクも車もぐちゃぐちゃになって我先に進む。あの感覚は生き方にも反映されている。共産主義が一番向いていない国じゃあないか?だからそううたう必要があったか。そういう意味でもむちゃくちゃな競争、資本主義は向いてるのかもしれない。もちろん戦争による侵略がない今だからこそ。日本は組織力がすごいし優秀だ。頭脳立国になったのもうなずける。しかし少しでも計算が狂うとどうして良いか分からない。それが今だ。それでも組織やお上を信用しているんだろう。中国人はお上を全く信用していない。それが烏合の理由だし、機関銃で無理矢理押さえつける理由。日本は偶然を信用していない。あそこまで厳密な国はほかにない。アジアでも全く違う。西洋に行くよりアジアに行くほうが日本が見える気がする。もちろん自分の国を理解するということは、自分を理解することでもある。