2005 3月13日

色彩というのは不思議なものでまず単体で成立しない。なんのことかというと、花びらの色、茎の色、土の色、その関係全体で成り立っている。だからこの花きれいねえ、といったときには茎の色、花瓶の色、机の色すべてを見た中で感じている。しかも、光の反射により見え方は変わるので、固有の色というものが独立していないのがよくわかる。

人も似たようなものかな。個性的というったとき、誰と、どんな人たちの中で個性的なのかが前提でないと意味がわからないし、単体で存在していないということでは花の色の問題と変わらない。個、というのは常に関係の中でしか意味がない。だから自分だけ抜きん出ているという自意識も、天才だという規定もなんの基準かによって色を変える。