ANDO

2005 4月20日

ひょんなお誘いがあって安藤忠雄の講演に行くことになった。例の桜の木を植えるプロジェクトのやつだ。生の本人はどんなもんだ、と思ってたらほんとうにザックバランなおっさんだった。ノーネクタイでね。帝国ホテルでやってたからホテルの連中との差がおもろかった。はなしは抜群におもしろく、飲み屋で聞いているような雰囲気。建築のおもしろさ、遊びを味わうことが出来た。もともと彼から建築のおもしろさをおそわったようなものだし。しかしインテリ臭が全くない。現場のオヤジというのがぴったりだ。

それにしても大阪にこだわっている。仕事がここまで世界に渡り、東京のほうの仕事が多くても大阪から離れない。実際関西に住んでみると住吉の長屋が生まれた背景がよくわかる。歴史的建築物も京都などをふくめると本当に多いし、建築は都市づくりの一つという感覚がよくわかる。地方都市のアイデンティティというのはやはり人間を育てないと本物じゃない。今後あんな人物が鳥取や屋久島あたりからのっそりと生まれるかな?出てほしいね。

とにかくパワーもらいました。ありがとう。